純愛関係図―It is not love―




 あー…それね。


 矢崎かぁ、…そういえば……




「私、メアド知らないかも」




「えええ!?」





 なにもカレカノっぽいことしてないなぁ。


 というか、あんまり話してないかもしれない。




「茜のバカ!なんで聞かなかったのさー」



「だって、忘れてて…」



「だったら、今日聞けば?てか、聞きなさい!」




 なぜ命令…?


 しかも、今日?



 まじですか、結月サン。




 別にメアドなんて知ってても知らなくても、私はどっちでもいいんだけどな。





「はいはい。聞きますよ」


「絶対だよ?」


「わかってるって」





 まぁ、結月が私のことにこんな一生懸命になってくれるのは嬉しいけど。


 仕方ない。メアド聞いてやるか。





< 44 / 298 >

この作品をシェア

pagetop