純愛関係図―It is not love―
――翌日。
「あ、茜ー!おはよぉ」
学校の校門前で結月と待ち合わせ。
校門前で大きく私に手を振ってる、おしゃれバッチリの結月。
うわぁ、気合い入ってるな。
「おはよ、結月。今日は一段と可愛いね」
「私服見られるんだよ?そりゃ力入れちゃうよ」
…いや、遥陽たちは試合があるから私たち見るかわかんないよ?
「茜は…うん、安定の可愛さ」
「私はいつもと一緒。ていうか何それ、安定の可愛さって」
「いっつも変わらず可愛いってこと!」
「…それは結月のことだよ」
私と結月は笑い合いながら、グラウンドへ向かった。
なんで心臓がこんなにも速く動いてるんだろう。
どうして、緊張してるんだろう。