愛すと殺すと
「…おかしくない?」
ピクンと先生がわかりやすく反応する。
「なんで呼ばないの?
なんで保健室なの?
なんで救急車呼ばないの?」
おかしいよ。
「…布留」
悲しそうに先生は目を伏せた。
どう見ても肯定にしか見えない。
「先生、俺さ「布留くん」
遮ったのは、美澤だった。
「あのね、布留くん。
先生なんか見てないで、私を見てて」
みつあみの二つ結びをとり、癖のついたくるくるの髪を露にする。
「…好きなの」
胸板にしなやかな指を押し付けて、千晶よりほんの少し大きい背で。
「私は、布留くんが好き」
恥ずかしがる素振りも見せず。
背伸びして、俺の目線に合わせて。
ちゅ、と。
唇と唇が触れあった。
ピクンと先生がわかりやすく反応する。
「なんで呼ばないの?
なんで保健室なの?
なんで救急車呼ばないの?」
おかしいよ。
「…布留」
悲しそうに先生は目を伏せた。
どう見ても肯定にしか見えない。
「先生、俺さ「布留くん」
遮ったのは、美澤だった。
「あのね、布留くん。
先生なんか見てないで、私を見てて」
みつあみの二つ結びをとり、癖のついたくるくるの髪を露にする。
「…好きなの」
胸板にしなやかな指を押し付けて、千晶よりほんの少し大きい背で。
「私は、布留くんが好き」
恥ずかしがる素振りも見せず。
背伸びして、俺の目線に合わせて。
ちゅ、と。
唇と唇が触れあった。