初めては、あなたと……






放課後………




勇気を出して、遥汰くんを呼び出した。




『あ、あのっ………遥汰くん!』



『ん?なに?』

ズボンのポケットに手を突っ込みながら、振り返る

その姿までにも、胸はドキドキして。


止まることはない…………



『あ、あのね。私…………』



『うん。』






『わたし…………


遥汰くんが、好きっ…………





ごめんっ!』


なぜか、私の体は猛ダッシュし、家へと向かっていた。







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