初めては、あなたと……

呆然とした僕の顔をみて………



『そうか、そうか…………

ちゃんと……結婚式、挙げてあげなさい
ロシアには、行かなくて……いいぞ。』



はっ?……………


『っ……なんで…』

『まぁ、気にするな……

ほら、早くお嫁さん……連れてきなさい

私は、昔から勘が冴えているからなハッハッハ!』


今まで見たこともないお父さんの笑顔を見た…………

僕もいつのまにか笑顔になって
『はいっ!』

そう返事をしていた………

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