初めては、あなたと……
お昼休み____
『ねぇ、来て?』
と言って、私の腕を引っ張る椛愛ちゃん。
『うん…………』
そういって、ついてみると、そこは非常階段。
ん??なぜだ…………?
と考える間も与えずに
『ねえ、心羽。なんか、言いたいことあるんじゃないの?いつも、上の空だし……相談なら乗るよ?親友じゃん!』
うぅ………どうしよう。
言ったらいい?でも、引かれちゃう。
どうしよう、どうしよう_______
『あ、あっ……あのね。
私、椛愛ちゃんが好きなの……………』
はわわわわー
言っちゃったっ!言っちゃったっ!
恥ずかしさと、引かれる怖さで下に俯いてしまった。
『……………いいよ………』
ん?
『へ?』
『だからぁ…………いいよ。………』
__________
………………………
えー?ん????
えええええええーーーー!
いいの?いいのー?!
『本当に?!』
目をキラキラさせながら言うと、
少し、驚いた顔で
『う、うん…………。』