君といる幸せ
「おい、律。どうなってんだよ!?」
「んなの、俺が知るかよ」
「ねぇ、花菜っ。大丈夫?」
「隼兄…どうしよう…」
「とりあえず、救急車っ」
「はぁ!?保健室だろ?」
「バカか?いきなり妹ちゃんが気を失ったんだ。病院に運ぶのが一番だろ?」
隼大の意見で、花菜を病院に運ぶことにした。
律は花菜と一緒に救急車で病院に向かった。
律は全く状況が理解出来ず、頭が混乱していた。
病院へと着くと、律はただ診察室の前に座っていることしか出来ず、自分の無力さを感じていたのであった。
すると突然、律の携帯電話が着信を知らせた。
どうやらメールだったようで、律はメールを確認すると、柚姫からのメールだった。
メールを確認すると、気付いていなかっただけで、少し前にもメールが来ていたようであった。
律は一番最初に来ていたメールから開いた。