君といる幸せ
「なぁ、奏大。さっき、野上麻衣に携帯を触られていたって言ってなかったか?」
「……!あぁ、その時か…」
「きっと野上麻衣が花菜に何か言ったんだろうな」
「あの女…」
奏大はますます眉間に皺を寄せていた。
すると、いきなり穂波が何かを思い出したように叫びだした。
「そうよ、その女っ!」
「どうした?穂波」
「どうしたじゃないわよ、隼兄!奏兄ったら、花菜と婚約しておきながら浮気していたのよ!?信じられる?」
「あぁっ!?」
「「「「!!」」」」
穂波の爆弾発言に、衝撃を受けた。