君といる幸せ
その帰り道…。
あかねはプリクラの画像を見ながら、律に話し掛けた。
「律も学校でこんな表情すればいいのに」
「………」
「シカト?」
「……はぁ~。そんな必要はない」
「いっつも眉間に皺を寄せたような表情で疲れない?」
「…別に…」
「そんなこと言ってると彼女出来ないわよ?」
「…それでも別に良い」
「まぁ!」
あかねは信じられないといったような表情をしていたが、それ以上、律は何も答えなかった。