君といる幸せ
┗柚姫side
(柚姫side)
あの後、どうやって自分の家まで帰って来たのか、正直覚えていないんだけど、ちゃんと自分の家に帰ってこれたということは、きっと大丈夫だったんだろうと信じたい。
何で私がこんなに動揺していて、どうやって家に帰って来たのか覚えていないのかというと、律先輩とキスしちゃったから…。
まさか、律先輩とキスをするだなんて、夢みたい!
律先輩はクラスメイト達から嫌がらせを受けていた私を、助けてくれた。
あの時、私は律先輩に恋をしたの。
そんな憧れの律先輩とキスをしただなんて、今でも信じられないし、夢だったんじゃないかとも思ってしまう。