君といる幸せ

あれは小学校の頃だったか。
頼んでないのに、ファンクラブを作られたり、ちょっとでも優しくすれば彼女気取り。
酷い時には、彼女を作った覚えがないのに、自称彼女が３人くらい現れ、女達が喧嘩にまで発展したことがあった。





そんな女達に、本当にうんざりしたし、正直怖いとも思った。





それ以来、俺は女には関わらないって決めたんだ。




女達に対する態度を徹底して冷たくしていたら、高校に上がるといつの間にか冷酷王子というあだ名が付けられていたんだ。




それで少しは近づいてくる女達が減ればいいと思ったこともあったが、現実はそんなに甘くなかった。