君といる幸せ



(隼大side)





俺が想像していたよりも、律の心の闇は深いようだ。






無理矢理だけれども、律はお姫様のことを好きだと認めた。



これでハッピーエンドになるかと思えば、そうじゃなかった。






自分の気持ちに気付いたくせに、アイツはまた心の奥底にお姫様に対する思いを閉じ込めやがった。




無理矢理理由をつけて…。





なぁ、律。
そんなことして、何の意味があんだよ。




だって、お姫様はお前のことを好きなんだぞ?




それなのに、自分の思いを伝えないだなんて、馬鹿げてるって思う。







< 209 / 331 >

この作品をシェア

pagetop