君といる幸せ




「あ、律には内緒ね?俺がお姫様を呼び出しただなんてバレたら怒られるから。だからアイツが休みの今日、内緒でお姫様のことを呼び出したんだからさ」

「わかりました。それで、私に聞きたいことっていうのは…?」

「…ズバリ聞くけど、お姫様は律とこのままで良いの?」

「………」

「さっきも言ったけど、来週から2週間俺たち3年は自由登校になる。それが終わったら直ぐに卒業しちゃうだろう?…卒業したら、今までみたいにアイツと第二保健室で会うだなんてことは出来なくなるんだよ?」

「……はい…」

「お姫様はさ…律に思いを伝えなくて良いの?」

「っ!……」








隼大のまさかな発言に柚姫は驚き、そのまま目線を下に向けてしまった。





< 250 / 331 >

この作品をシェア

pagetop