君といる幸せ


それから5人はお昼休みの時間を屋上で過ごした。








「さて、そろそろ教室に戻らないと」

「じゃぁ、行くか」








昼休みももう終わる頃になり、あかねと隼人の言葉に合わせ、全員が立ち上がった。
5人は、話をしながら階段を降りていた。
あかね、隼大、穂波の3人に遅れるかのように、律と花菜は後ろから階段を降りていた。
穂波が後ろの花菜を気にして、後ろを振り返ると、








「っつ!」

「花菜!?」








花菜が階段を踏み外し、そのまま下へ落ちそうになっていた。
律は咄嗟に、片手で手摺を掴み、もう片方の手で花菜を自分の方へと抱き寄せた。



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