君といる幸せ

「なぁ、律」

「…何だよ…」

「これからもよろしく。っつーか、あと４年は確実に一緒に居るから」

「…はぁ！？」

「俺が知らないとでも思ってたか？お前のことで俺に不可能なことはない。いや～…焦ったぜ？お前がいきなり大学進学に決めたっていうだろう？慌てて志望大学変更したんだからな？」

「……何でだよ…」

「俺の情報網を舐めてもらったら困るぜ？あー…やっと律に言えた！もう早く言いたくて言いたくて仕方なかったぜ？」

「……ハァ～…まさか、気付かなかった…」

「けど、嬉しいだろう？」

「………まぁな」

「おっ！珍しく素直じゃねーか！」

「うるせー…」








隼大は素直な律に嬉しくなり、律を抱きしめると、髪の毛をぐちゃぐちゃに掻き乱した。









「おい！隼大！止めろよ！」

「あはは」

「笑い事じゃねーよ！」

「悪い悪い」

「ったくー…」








律と隼大は屋上で笑いあった。