君といる幸せ




学校を出た律は、柚姫を自宅まで送り届けると、自分の家に帰ってきていた。





律は先程、柚姫に貰ったお菓子の箱を開けた。









「いつ見ても美味そうだな…。いただきます」








両手を合わせて挨拶をすると、律は柚姫が作ってくれたお菓子を食べ始めた。









「ん…美味い…」








律は柚姫から貰ったお菓子を一口食べると、そう呟いた。
もちろん、律のその呟きは誰にも届くことはなかった。




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