君といる幸せ



それから花菜達と別れた律達は、自分達の教室へと移動し、何事もなかったかのように授業を受けていた。








その日の放課後。
いつもだったらホームルーム後、直ぐに帰る律であったが、今日はあかねと隼大と共に残っていた。
何時もとは違う光景に、クラスメイトは不思議そうにしていた。









「律。穂波から連絡来たぜ?クラスメイトを上手く丸め込んで、お姫様だけにしてくれるってさ」

「あぁ…花菜からも連絡があった。教室で1人になったってさ」

「じゃぁ、行きましょう。あまり長い時間花菜を1人にしておくのは危険だわ」

「あぁ」








そう言うと3人は、花菜の教室へと向かおうと、椅子から立ち上がった。
すると、隼大が何かを思いついたかのように、声を出した。






< 31 / 331 >

この作品をシェア

pagetop