君といる幸せ
「悪い。なぁ、あかね。このままで良いと思うか?」
「…どういうこと?」
「今のままだと根本的な原因の解決にはならないと思うんだ。きっと今度はまた別の律信者がお姫様のことを狙う危険性も出てくると思うんだ」
「それもそうね…」
「だからさ、敢えて人を集めた方が良いと思うんだけど…お前、どう思う?」
「…それもそうね。でも時間がないわ。急いで手分けして、花菜の教室に集めましょう」
「あぁ…」
そう言うと、俺とあかねは二手に分かれて人を集めた。