君といる幸せ
「チッ…」
「律?どうしたの?」
「あかね、隼大…。悪い、お前ら先に行ってて」
律はそう言うと、柚姫が連れて行かれた方に向かって歩き出した。
「おい、律!」
「全く…。この前から様子がおかしいんだから…」
「この前?」
「えぇ。前にもあったのよ」
「これは何かあるな」
「やっぱり?隼大もそう思う?」
「あぁ。だが、問い詰めたところでアイツは何も言わないだろうな」
「暫く、様子見ね…」
「そうだな」
「「楽しみだ(わ)」」
隼大とあかねの2人がそんな事を企んでいるとは知らない律。
柚姫を追いかけて、校舎裏へと来ていた。