LOVEFATE~理由~

「篤も、闇金の方はけっこうノリノリで。
アイツ、向いてんだろうな。

今、二人くらい追い込み掛けてんだけど、
篤けっこう迫力あるから」



篤君、私や社長とかには礼儀正しいけど、

けっこうガラは悪いからなぁ……



弟みたいに可愛い篤君には、

そんな闇金とかヤクザのような仕事はして欲しくないな


一時的でも





「俺、そろそろ行くわ」



社長は、今打っている玉が無くなると立ち上がり、

じゃあ、と言って店から出て行った




私はそんな社長の後ろ姿を見送ると、

再び目の前の台に視線を戻した



ボーナスタイムが終わり確変中だったのだが、

またまた333が揃っていた




本日、17連チャン目




今日は、それなりにいい日かもしれない



社長と話していてほんの少し胸のモヤモヤが取れたからか、

そう感じた


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