LOVEFATE~理由~
「で、お前の事だ、
容赦なく振ったのか?」
「まぁ、はい。
絶対に好きにならないと分かっている相手に、
中途半端に期待を持たせるような事は言えないから」
「シュンちゃん以外は、無理だもんな?」
その言い方が少し冷やかされてるみたいで、
ムッとしてしまう
けど、こんな事で怒ってたら子供みたいだなと、
すぐに頭に上った血の熱は冷めた
「そうです。
私は俊ちゃん以外好きになれないんですよー」
どこか投げやりにそう返してしまうけど