LOVEFATE~理由~
「それに、お前は仕事に対しては真面目で愚痴を溢さず周りに気を遣えるから、
メーカーや撮影現場のスタッフからの評判もいい。
俺から見てもお前は、
ワガママも言わないし、
それなりに愛想もいいから可愛い奴だって思ってる。
それに、俺はお前がここ迄AV女優で成功するとも思ってなかった。
だから本当にお前は俺から見て優秀なAV女優で、
大事な商品だよ」
「しゃ、社長、どうしたんですか?!」
急にそんなに誉められたら、
恥ずかし過ぎて困る
ってか、何か裏があるんじゃないかとか、
思ってしまう
「だから、一度くらいは社長の俺を困らせてみろよ」
その言葉に、恥ずかしさなんて吹っ飛んでしまう
社長が言わんとする事が、
分かるから
「俺が、どうしようって頭抱えるくらいに、
困らせろよ」
もし、私が突然、
AVの仕事を辞めると言い出したら、
社長は頭を抱えるくらいに困るのだろうな