LOVEFATE~理由~

「そっかぁ。
なら、お姉さんの結婚式で、
久し振りにシュンちゃんに会えんだろ?
俺じゃなくて、直接そいつに言ってやれよ。

そう言われて、
嬉しくない男は居ないから」



「だけど、私は俊ちゃんを許せないんです」




“――英梨、ごめん…。

ごめん…ごめん…”



泣きながら何度も私に謝り、
私のお腹を何度も俊ちゃんは蹴った




あれ程大好きで、
今も大好きな俊ちゃんなのに、

思い出すのはその事ばかり



俊ちゃんには長年の片想いの時や、

付き合っていた間に沢山素敵な思い出があるのに


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