LOVEFATE~理由~

「俺、あの時なに話してましたっけ?」


そうやって笑う顔を見ていると、

彼はそれを覚えている




「ナツキが昔付き合っていた、

幼馴染みの女の子の話」



「なに?

わざわざ俺を呼び出して、
俺の失恋の傷口をえぐりたいわけ」


アハハ、と笑っている






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