LOVEFATE~理由~

「つーか、君、いくつ?」


そう訊かれ、顔を上げた




「19歳です」



「じゃあ、処女無くしたの、
最近なわけだ」



「あ、はい」



改めて、私はあまり経験がないのだと思った



そんな私がAV女優になれるのか、
不安になる




私がその3枚の紙全てを書き終え、
顔を上げると



「じゃあ、年齢確認出来るもの、出して」


退屈そうに頬杖ついていた成瀬社長は、

こちらに手を出している





「あ、はい」


私は鞄から財布を取り出し、
そこから保健証を取り出し成瀬社長に渡す




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