LOVEFATE~理由~

「英梨ちゃん。

その事はもう、英梨ちゃんのお父さんから十分に謝罪を受けたから」




私のお父さんは全てを亮ちゃんから聞き、

俊ちゃん達のおじさんに誤解があったのだと、
謝ったんだ




「だけど、お腹の子供が俊太の子供じゃなかったとしても、

英梨ちゃんにうちの息子達がした事は許されない事だ」


そう言われて、
私は言葉を返せない



私も、おじさんと同じ事を思っているから





「本当に、すまない」


そう頭を下げられて、

謝りたかったのは私の方なのに、と戸惑ってしまう





「父さん、俺、英梨と結婚する」


俊ちゃんの言葉に、

おじさんは驚いて顔を上げた





「結婚って…」


視線を向けられ、
私も認めるように頷いた




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