LOVEFATE~理由~
◇
「あ、鍵どうしよっか?」
部屋の鍵を掛けてから、そう思った
もう2度と、私はこの鍵を使わないから
篤君が居れば篤君に渡すのだが、
篤君はもう仕事に行ってるし
私は暫く考え、
1階のエントランスに降り、
成瀬社長の部屋番号の書いたポストに、
その鍵を落とした
特にメモも付けたりしてないが、
それが私の部屋の鍵だと分かるだろう
社長は私の部屋の合鍵を持っているから、
この鍵を返さなくても特に困る事はないのだろうけど
鍵があったら私、
またここに戻って来たくなっちゃうかもしれないから
私は鞄からスマホを取り出し、
電源を切った
もう2度とこのスマホの電源は付けず、
このまま解約する
「あ、鍵どうしよっか?」
部屋の鍵を掛けてから、そう思った
もう2度と、私はこの鍵を使わないから
篤君が居れば篤君に渡すのだが、
篤君はもう仕事に行ってるし
私は暫く考え、
1階のエントランスに降り、
成瀬社長の部屋番号の書いたポストに、
その鍵を落とした
特にメモも付けたりしてないが、
それが私の部屋の鍵だと分かるだろう
社長は私の部屋の合鍵を持っているから、
この鍵を返さなくても特に困る事はないのだろうけど
鍵があったら私、
またここに戻って来たくなっちゃうかもしれないから
私は鞄からスマホを取り出し、
電源を切った
もう2度とこのスマホの電源は付けず、
このまま解約する