色の雫 - The seven colors -
雄也は言ったと同時にその剣の鍔(つば)に右手を添え、そして柄(つか)を両手で握り一気に引っこ抜いた。
「……俺の名前はヴォルト。青の勇者……」
雄也、否、ヴォルトは剣をがっちり掴み、先までの人物とは違う雰囲気を放っていた。
『剣を取ったな。それではまず小手調べだ。準備はいいな、ヴォルト?』
「……はい。今の俺なら何があっても負けない気がする……!!いつでもOKです!!」
『ふむ……心強いな……なら、いくぞっ!!』
すると、ヴォルトのまわりにあの時スーパーで出会った《犬》が現れた。
「こいつは……!?」
『色獣というモンスターだ』
あの時現れた《犬》。コイツは色獣だったのだ。今回は1匹だけではなく3匹の色獣がヴォルトを取り囲むようにいた。全て同じ色獣のようだ。
「コイツはあの時の……そうか……よし、やってやるぜ!!」
ヴォルトはそう言うと剣を両手でしっかり握り、色獣のうちの一体に飛びかかっていった。
「でゃあっ!」
ヴォルトは《犬》を斬りつけた。と、思ったが、ヴォルトは空を斬っていた。《犬》が素早くヴォルトの攻撃をかわしたのだ。
「イッてて……あの時より強くなってる!?」
勢い余って地面へ倒れたヴォルトは、瞬間的にそう判断した。
「……もう1回!!」
ヴォルトはまた《犬》に飛びかかっていった。しかし、結果はまた同じだった。だが今回は地面に勢いよく倒れることはなかった。
「……俺の名前はヴォルト。青の勇者……」
雄也、否、ヴォルトは剣をがっちり掴み、先までの人物とは違う雰囲気を放っていた。
『剣を取ったな。それではまず小手調べだ。準備はいいな、ヴォルト?』
「……はい。今の俺なら何があっても負けない気がする……!!いつでもOKです!!」
『ふむ……心強いな……なら、いくぞっ!!』
すると、ヴォルトのまわりにあの時スーパーで出会った《犬》が現れた。
「こいつは……!?」
『色獣というモンスターだ』
あの時現れた《犬》。コイツは色獣だったのだ。今回は1匹だけではなく3匹の色獣がヴォルトを取り囲むようにいた。全て同じ色獣のようだ。
「コイツはあの時の……そうか……よし、やってやるぜ!!」
ヴォルトはそう言うと剣を両手でしっかり握り、色獣のうちの一体に飛びかかっていった。
「でゃあっ!」
ヴォルトは《犬》を斬りつけた。と、思ったが、ヴォルトは空を斬っていた。《犬》が素早くヴォルトの攻撃をかわしたのだ。
「イッてて……あの時より強くなってる!?」
勢い余って地面へ倒れたヴォルトは、瞬間的にそう判断した。
「……もう1回!!」
ヴォルトはまた《犬》に飛びかかっていった。しかし、結果はまた同じだった。だが今回は地面に勢いよく倒れることはなかった。