色の雫 - The seven colors -
「……パレットナンバー?なんだい、それ?」

「……いえ、知らないならいいです。ありがとうございました。」

「そう?じゃあ、またね。」

ジェントが言ったのと同時に彼の体を灰色の霧が包みこみ、その霧が晴れた頃にはジェントの姿はすでになかった。

「あ、あれっ!?……消えちゃった。仲間か……俺も頑張らなくっちゃな!」

ヴォルトは何か新たな決意し、そして1つ目の“色の雫”があるらしい、赤い光の柱が立つ〔フィアルドマウンテン〕に歩を進めた。

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