色の雫 - The seven colors -
フィアルドマウンテン – death mountain -
「ふぅ……疲れた……」
ヴォルトは赤い光の柱が立つ山へ向かっている途中だった。ジェントと別れてからもう小1時間は経過するが一向に山に近づいている気配がしない。さっきから同じところばかり通っている気がする。
「ここ、さっきも通った気がしないでもないんだが……」
ヴォルトはそう思いつつもフィアルドマウンテンを目指し、一路歩き続けるしかなかった。何と行ってもあのジェントが言ったことだ。間違いなく“色の雫”があるに違いない。その希望だけがヴォルトを支えていた。
「ふぅ……にしてもここ、異様に暑くないか……」
途中でまた足を止めたヴォルトは1人でぼやいた。自分が汗だくになっていることにもちろん分かっていたのだが、拭いても拭いても溢れ出てくる汗にうんざりしていた。
「あぁ……畜生……」
急にヴォルトの目の前にこんな山の中にあるはずの無いオアシスが見えた。
「もうダメかもしれない……」
その場にバッタリと倒れてしまった。
ヴォルトは赤い光の柱が立つ山へ向かっている途中だった。ジェントと別れてからもう小1時間は経過するが一向に山に近づいている気配がしない。さっきから同じところばかり通っている気がする。
「ここ、さっきも通った気がしないでもないんだが……」
ヴォルトはそう思いつつもフィアルドマウンテンを目指し、一路歩き続けるしかなかった。何と行ってもあのジェントが言ったことだ。間違いなく“色の雫”があるに違いない。その希望だけがヴォルトを支えていた。
「ふぅ……にしてもここ、異様に暑くないか……」
途中でまた足を止めたヴォルトは1人でぼやいた。自分が汗だくになっていることにもちろん分かっていたのだが、拭いても拭いても溢れ出てくる汗にうんざりしていた。
「あぁ……畜生……」
急にヴォルトの目の前にこんな山の中にあるはずの無いオアシスが見えた。
「もうダメかもしれない……」
その場にバッタリと倒れてしまった。