下駄箱を開ける時
でも香苗は自分の恋を叶えるために忙しそうだったので引き受けた

そこから私の夢は終わった

下駄箱をみて手紙を手に取り内容を読み

手紙を捨て香苗に伝える

そういった『作業』を長年する事になった


手紙を見るたび

『さいとうさん』

『斉藤さん』

『斎藤さん』

様々の『さいとう』の中で私の事はなかった


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