下駄箱を開ける時

『広瀬月兎』


彼は私が好きな人

誰にでも優しいと言われている

女子からも男子からも人気
話したことはない 
しかも先輩
けど惹かれてしまった


「・・・・・」


いつもは手紙を読んで捨てる

「うっ・・・・・」


だけどこの中には香苗への好きの気持ちが書かれてる
読むことなんてできない

でも、広瀬先輩の手紙
捨てる事もできない・・・

勇気のない私はカバンの中に手紙を入れた

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