恋の神様
し、し、しかも満面の笑顔っっ

忠義「君もここの高校だったんやねー」

あたしは早々と歩き始めた。

なんで、あたしに話しかけてくんのよ~
怪しまれるじゃ~ん!

忠義「ちょ、ちょっ、待って!!」

佳央莉「……っ…………っ…」

後、ついてきてるみたいだね

あたしは仕方なく立ち止まった。

逆に無視するのもよくないしね…

忠義「よかったぁ!やっと立ち止まってくれた!話しあるのに先に行っちゃうんだもんなー」

!!!

佳央莉「それで何?」

こんなとこいてちゃあ、やっぱり怪しまれる!とっとと用事済まさせてもらって去らなきゃ!

忠義「あ、あぁ…。うん……」
と咳払いをし、続けて話した。

忠義「俺は大倉忠義。お前のこと駅で見た時から一目惚れしてしまって……」

!!

あの視線、気のせいではなかったんだ…

忠義「それでさ、その、…………すきになってしまった。いろいろ知りたいから俺と付き合ってほしいんやけど……」

佳央莉「………………。」

!!!!!!!

は!?
はぁー??

忠義「あ、へ、へ、返事は、今日の放課後でいいから。じゃ、また!」
とそれだけ言って、去って行った。

こ、こ、これは夢よ!!!
ありえない、ありえない、ありえっこないし!

『ぐいーーーーーーっ』

痛い……(汗)




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