刹那の笑顔


遼誠はそんな刹那の想いの逆の言葉、つまり現実の言葉を聞いた。






目障り……








2度と近寄らないで……






その言葉が遼誠の頭の中をグルグル回っている。



混乱している中、刹那に迷惑をかけまいと遼誠は極めて明るく振る舞う。


「あはは
そっか……そうだよな!

俺なんか、邪魔だよな?

わりぃ!1人で調子乗って…

刹那のことなんか、全然考えてなくて…

だから、みのり達とかにも巻き込まれるようになっちゃったもんな…。

そんなことにも気付かなかった…。
ははは、だっせぇ…。




マジで、ごめんな…。






これからは、あんまり話しかけないよーにするな…。

今日は、ありがとう…。

わがままな俺のために…。

楽しかった。






さようなら…かな?」
< 104 / 429 >

この作品をシェア

pagetop