刹那の笑顔
遼誠はそんな刹那の想いの逆の言葉、つまり現実の言葉を聞いた。
目障り……
2度と近寄らないで……
その言葉が遼誠の頭の中をグルグル回っている。
混乱している中、刹那に迷惑をかけまいと遼誠は極めて明るく振る舞う。
「あはは
そっか……そうだよな!
俺なんか、邪魔だよな?
わりぃ!1人で調子乗って…
刹那のことなんか、全然考えてなくて…
だから、みのり達とかにも巻き込まれるようになっちゃったもんな…。
そんなことにも気付かなかった…。
ははは、だっせぇ…。
マジで、ごめんな…。
これからは、あんまり話しかけないよーにするな…。
今日は、ありがとう…。
わがままな俺のために…。
楽しかった。
さようなら…かな?」