刹那の笑顔
それほど、俺にとって







刹那は、大事なんだ。






大切な存在なんだ…」


「でも、坂下さんは…まだ何かを隠してるはずよ?



私は、何も隠したりしない」

口を尖らせてみのりは言う。


「誰にでも、隠し事くらい1つや2つぐらいある…だろう?

本人が言いたくないなら…俺は突き詰めたりしない…。

俺にだって言いたくない過去…ぐらいある…。


こんなこと言ったら嫌われるんじゃないかって思うと…言えねぇもん。




本当に好きな人なら…醜い過去見せたくねぇもん。



お互いが好きになって…認めてくれるまで…言えねぇよ」
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