刹那の笑顔
刹那と秘密
その翌日
遼誠は少し怯えながら学校へ向かう。
ただひたすら写真を見たことをばれなていないか、それだけが心配だった。
教室に恐る恐る入る。
「あ、遼誠!おはよ!」
「泉山君!おはう!」
「あ、おはよ」
そっと刹那の方を見る。
すると、刹那の方が様子がおかしかった。
一見、何もなさそうに見えるが、確かに少し震え何かに怯えているように見える。
「授業始めるぞー!席につけー!!」
先生の言葉で授業が始まる。
しばらくすると、刹那は苦しそうにし始める。
肩で息をする。
ガッターーーーーン!!
そして、とうとう刹那は椅子から倒れ落ちた。
みんな驚き刹那の方を振り向く。
「坂下っ!!」
遼誠は立ち上がり刹那に駆け寄る。
「どうした!?坂下!!」
先生も慌てて近づいて来る。
刹那は苦しそうに喘ぐように言う。
「せ、刹華、、、」