刹那の笑顔
聞き覚えがある声に振り向くと、そこにはみのりが震えながら出てくる。
「みのりも行きたいです!!
今までの行いを謝りたいんです!
お願いします」
先生が急にみのりの方に向き直る。
「中美、お前自分のしたこと…
分かってるのか?
あんまり、はっきり俺は言いたくないが
お前、違う言葉で言うと…人を殺したも同然の行為をしたんだぞ。
分かってるのか?
お遊びじゃねぇんだぞ」
先生は鋭い目線でみのりを見る。