刹那の笑顔


おばさんは少し刹那のお母様と話してから、帰った。


刹那のお母様はしばらくしてから、口を開いた。


「遼誠君、お久しぶりねぇー。


元気にしてた?


一段とたくましくなって!
あの時以来ですものね!



あの時は、本当に娘がお世話になったわ!




ありがとう!」

「あ、いえ!





それより……」

ちょっと間をあけてから刹那のお母様は、悲しそうな顔をして


「遼誠君がここに来た理由はなんとなく分かるわ。






刹那の為でしょう?」

「はい」
< 172 / 429 >

この作品をシェア

pagetop