刹那の笑顔





















どなたですか?」








その言葉を聞いた瞬間、遼誠はその場で凍りついてしまった。





そして、耳を疑った。






しかし、どう考えても刹那の声だった。





顔を見ても、冗談を言っているように見えない。


「え……。







俺だよ…?


泉山 遼誠だってば!


え?冗談はやめろって!



いつも冗談なんか言わないじゃんか!」


必死に刹那に問いかけるが






刹那は困った顔のまま、変わらなかった。




すると、刹那のお母様が
< 180 / 429 >

この作品をシェア

pagetop