刹那の笑顔


しかし、結果は首をゆっくり縦に振られた。



遼誠はお母様からよろりと離れて、地面に座り込んだ。


「やっと……






やっと会えたと思ったのに…。



久しぶりに、話すことが出来ると思ったのに……






……なんで…」

遼誠が地面に拳を叩きつけると








「ごめんなさい…





わたしが、覚えてないからあなたに迷惑をかけてしまって…






ごめんなさい…」


刹那が悲しそうに遼誠を見る。
< 185 / 429 >

この作品をシェア

pagetop