刹那の笑顔
遼誠はふと刹那の近くにあった問題集を見つけた。
「ちなみに、その問題集ってのは難易度が…?」
「えーとね…
ハーバール大学だったかな?」
「は、ハーバール大学って、アメリカの超エリート達が通う学校じゃん!?」
やっぱ、刹那とは少し次元が違う…。
いや、刹那がおかしいだけなのか?
「あ、今。
遼誠なんか、変なこと考えたでしょ?!」
「へ、変なこと?」
「わたしがおかしいとかなんとか…!」
頬を膨らませて反論する刹那。
「え、いや違うってば!
すごいな、と思っただけだって!
口に出てた?」
「ばっちり」
「あはは…外行こうか!」
「あ!話そらした!!」