刹那の笑顔


遼誠はカクカクと執事の後について行く。


ついて行く途中、遼誠にとって目を疑うような光景がたくさんあった。


いろいろな銅像や有名な絵画などがたくさん飾ってある。


遼誠が知っている工芸家や、画家の絵画なども飾ってある。


すると、執事が白い扉の前で立ち止まるとドアを示す。


「こちらが、刹那お嬢様のお部屋にございます。


どうぞ、お入り下さい」

「あ、ありがとうございます…。


ん?というか、






俺、勝手に入っていいんですか?



いや、何もしないですけど…!


一応男だし…」


「お嬢様は、そのようなことは気になさらない方ですから。


わたくしは、あなた様を信用していますよ…?


気にせず、お入りくださいませ」


執事は遼誠に深々と頭を下げてどこかに消えてしまった。

< 25 / 429 >

この作品をシェア

pagetop