刹那の笑顔
遼誠はカクカクと執事の後について行く。
ついて行く途中、遼誠にとって目を疑うような光景がたくさんあった。
いろいろな銅像や有名な絵画などがたくさん飾ってある。
遼誠が知っている工芸家や、画家の絵画なども飾ってある。
すると、執事が白い扉の前で立ち止まるとドアを示す。
「こちらが、刹那お嬢様のお部屋にございます。
どうぞ、お入り下さい」
「あ、ありがとうございます…。
ん?というか、
俺、勝手に入っていいんですか?
いや、何もしないですけど…!
一応男だし…」
「お嬢様は、そのようなことは気になさらない方ですから。
わたくしは、あなた様を信用していますよ…?
気にせず、お入りくださいませ」
執事は遼誠に深々と頭を下げてどこかに消えてしまった。