刹那の笑顔


ーーーー声がする…。





あぁ、これはお父様とお母様の声ね…。
懐かしい…?



しばらく、聞いてなかった気がする…。




なんでなのかしら…。





すると、お父様とお母様の顔が刹那の視界に入ってくる。



「刹那っ!!




俺だっ!分かるか!?」


お父様は必死に声をかけている。

お父様の焦りっぷりに呆れるお母様も少し涙ぐみながら、刹那のことを見る。


「刹那…、私のことも…分かるかしら?」
< 278 / 429 >

この作品をシェア

pagetop