刹那の笑顔


「いや、俺が悪かったんです。



お母さん、お菓子などご馳走様でした。

とても、美味しかったです。



失礼します」


遼誠が帰ろうとしたら刹那が遼誠の服を掴んで言った。


「待ってっ!!











先生に頼まれたことって、そのことだったのね。



ごめんなさい。




失礼なことを言ってしまって……。






宿題持ってきてくださったのに…」


刹那の方がシュン…としてしまった。

今度は遼誠の方が慌てる。


「あっ、えっと…



気にしないでください。

その…えっとお互い様と言う事でいいですかね?」

< 33 / 429 >

この作品をシェア

pagetop