刹那の笑顔
「いや、俺が悪かったんです。
お母さん、お菓子などご馳走様でした。
とても、美味しかったです。
失礼します」
遼誠が帰ろうとしたら刹那が遼誠の服を掴んで言った。
「待ってっ!!
先生に頼まれたことって、そのことだったのね。
ごめんなさい。
失礼なことを言ってしまって……。
宿題持ってきてくださったのに…」
刹那の方がシュン…としてしまった。
今度は遼誠の方が慌てる。
「あっ、えっと…
気にしないでください。
その…えっとお互い様と言う事でいいですかね?」