刹那の笑顔


その時、遼誠の頬にフワッと柔らかい何かが当たった。


「え?刹那、なんか俺に投げた?
なんか、俺に言った?」


「え?何もしてないよ?
どうかしたの?」


「いや、さっきなんか柔らかい何かが顔の頬に当たったんだ。








その後に、微かに“ありがとう”って声が聞こえて…。





刹那にソックリだったんだけど…。








空耳か」
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