刹那の笑顔
そして、数日後
みのりが遼誠の服の裾を引っ張った。
「ねぇねぇ、
このプランでいいかなぁ?」
上目遣いで聞いてくる。
【遼誠♡みのりんプラン!
10月25日(みのりの誕生日だよぉ♡)
水族館と映画館
↑素敵なジンクスがあるんだよぉ〜♡】
遼誠は、下心ありありのプラン表を見て、少し顔をしかめる。
「た、誕生日なんだ…」
しかし、変えられないと分かっていたので頷く。
すると、みのりがはしゃぐようにして
「やったぁ!!!!
ありがとぅ!嬉しいなぁ!
楽しみ!素敵な誕生日になりそう!」
遼誠はみのりが消えたすきにため息をついて、刹那に近寄る。