刹那の笑顔


「だから、何があったんだって?」


遼誠は、半ば呆れつつ聞き返した。




















執事の小泉さんが倒れたの!






この前、車で迎えに来てくれた男の人のこと!!!



意識が朦朧としてるみたいで…









上から、落ちてきた本からわたしのことを守ろうとして!!!




どうしよう!



どうすればいいの!?








わかんない!














助けて!!」


遼誠は事の重大さに気づく。

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