刹那の笑顔
「じゃあ!
みのりもついてく!」
「ダメだ!!
関係ないお前を巻き込むわけにはいかないんだ!」
「なんで!?
そしたら、遼誠だって関係ないじゃない!!
たまたま、坂下さんが電話しただけでしょう?
他にも電話してるよ!きっと!」
「もう、俺行くって言っちゃったんだよ!
しかも、それで他の人に頼んでなかったらどうするんだよ!?
とにかく、今日はごめん!
自分でも酷いって分かってるけど…!
本当ごめん!!
みのりなら、許してくれるよな?
ちゃんと、また埋め合せするから!
刹那が待ってるから!
みのり…、お誕生日おめでとう。
いつか、ちゃんとお祝いしような!
じゃあ!」
そう言って、遼誠は水族館から出て行ってしまった。
1人、みのりを残して…