刹那の笑顔
遼誠と進展
そうして、みのり達の騒ぎは静かになった。
後から、刹那は送ってないとみのり達は騙されたと分かりイライラを募らせていた。
「あの女…、許さない…ギリッ…!」
刹那は変わらず無愛想に戻っていた。
そんなある日の休日
遼誠の義理のお兄ちゃんが遼誠の部屋に入ってくる。
なぜ、義理かというのは遼誠の過去の都合上、遼誠は親戚の叔父さんの家に住ませてもらっているからだ。
叔父さんは快く引き受けてくれた。
叔父さんの息子、娘も優しくすぐに仲良くしてくれた。
「入るぞ!!」
「許可する前から、入ってんじゃん?
まぁ、いいや。
何?兄貴?」
「実!は!さ!
お前の行きたかった映画のチケットが取れたんだよ!!!」
兄貴がピラッとチケットを出す。
「マジで!?」
遼誠は目を輝かせる。
「お前と行こうと思ってたんだ!」
「まじで!?!
兄貴、最高!!!!!!」
「
が、しかし!
俺の彼女の誕生日と被っててさ、行けなくなったわけ……!
だから、違う人誘って行ってこい!
ちなみに、カップルだと割引してくれるらしいぞ!ニヤニヤ」