刹那の笑顔
その翌日

遼誠は早く学校に行き刹那のところへ向かった。

案の定早く来ている刹那を見つけると


「刹那!」


「おはよう。
今日は、珍しく早いのね?」


「あぁ、まぁね。


実はさ、兄貴から映画のチケットあげるって、言われて困ってるんだ…

俺と一緒に映画、一緒に行ってくんね?」


「なんで、わたしなんですか?

泉山君はモテるから他にも女の子がいるでしょう?

それに、前に中美さんのデートの邪魔しちゃったし、中美さんと行けば?」


刹那は、ありえない!と言いたいぐらい驚いたように聞き返す。
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